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鉱物の種類について ブログトップ
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鉱物の種類~元素鉱物~ [鉱物の種類について]

鉱物を分類する上で、いくつかの方法があります。
そのうちの一つが化学組成による分類です。
今まで、それなりの数の鉱物をご紹介することが出来ました。そこで、この辺りで、この分類毎にご紹介してみようかな~と考えた次第です。
私の趣味が偏っている事が分かるかもしれません^^;
では、始めますね。

<元素鉱物>
一種類の元素或いは合金から出来ている鉱物を元素鉱物と呼びます。代表例は自然金、自然銀、自然銅などです。勿論、炭素から出来ているダイアモンドも元素鉱物になります。

自然金属と呼ばれる鉱物は、天然に金属として産出する鉱物の名称です。つまり酸化物や珪酸塩としてでなく、金属として産出する鉱物です。でも、比較的広範囲に分布して、まとまった量で産出されるという点で、銅に勝る自然金属は、ないでしょう。
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人類が最初に使用した金属器は、この自然銅を用いたのではないかと考える説が有力だそうです。人間が抽出、精錬しなくても自然の力だけで、金属として存在するなんて、本当に不思議だと思いませんか?

鉱物の種類~硫化鉱物~ [鉱物の種類について]

硫化鉱物は、金属元素が硫黄と結合して出来た鉱物で、熱水鉱床などでよく見られます。閃亜鉛鉱(Spalerite)や方鉛鉱(ガリーナ)がそうです。
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閃亜鉛鉱:Manualita Mine Yuali Prov, Junin Dept, Peru

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方鉛鉱:Viburnum Trend, Missouri,U.S.A

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辰砂:中国湖南省張家界市

これらの硫化物は、多くの場合長期間空気に触れたり湿気が多い所に保存すると、酸化して分解・変質してしまう事が知られています。保存には注意したいですね。

硫化鉱物の中でも特に、金属元素と半金属元素の両方を含むものは、硫塩鉱物と呼ばれます。半金属というのは、良導体である金属と絶縁体である典型元素の中間的な性質を持つ物質です。具体的には、ビスマス(Bi)やアンチモン(Sb)砒素(As)といった元素になります。具体的には、車骨鉱(しゃこつこう)。組成が銅と鉛、アンチモンの硫化物である車骨鉱は、金属元素の銅と鉛、半金属元素のアンチモンの両方を含むので硫塩鉱物という訳です。

タグ:硫化鉱物

鉱物の種類~酸化鉱物~ [鉱物の種類について]

金属酸化物から出来た鉱物です。酸素を含む陰イオンと金属が結合した物(炭酸塩など)は、酸化鉱物ではありません。代表例は、酸化アルミニウムを主成分とするコランダムですね。
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コランダム

水晶も酸化鉱物ですが、例外的にテクト珪酸塩鉱物に分類される事もあります。定義に従うと、水晶は珪素の酸化物である二酸化珪素(SiO2)から出来ているので、酸化鉱物というのが正解です。な~んて、私自身、珪酸塩鉱物に分類しちゃってますから、説得力無いですね・・・。まあ、趣味の範囲ならどっちに分類しても良いって事で^^;
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水晶(国立科学博物館収蔵品)
タグ:酸化鉱物

鉱物の種類~水酸化鉱物~ [鉱物の種類について]

金属が水酸基(OH)と結びつくと水酸化鉱物になります。酸化鉱物に含める場合もあり、分類されるときには水酸化鉱物・酸化鉱物として同じ括りになる事が多いです。

組成に酸素以外の陰イオン(ハロゲンなど)がある場合は、水酸化鉱物ではなく、その陰イオンで分類されます。具体例としては銅の二次鉱物であるアタカマ石(アタカマイト)です。アタカマ石の組成は、Cu2(OH)3Clで表されます。ハロゲン元素である塩素と水酸基を持つ銅の化合物です。水酸基が3つも付いていますが、分類上はハロゲン化鉱物になります。

針鉄鉱や褐鉄鉱、水マンガン鉱などがこの水酸化鉱物です。どれもちょっと地味~な印象があるかもしれませんね^^;
タグ:水酸化鉱物

鉱物の種類~炭酸塩鉱物~ [鉱物の種類について]

炭酸(CO3)と金属が結合した鉱物を炭酸塩鉱物と呼びます。

その代表格は方解石(カルサイト)と霰石(アラゴナイト)でしょう。同質異像で、同じ炭酸カルシウムを成分とする鉱物ですが、どちらも多様な形状で産出します。この2つに苦灰石(ドロマイト)を加えた3種類の炭酸塩鉱物が、恐らく天然に存在する炭酸塩鉱物の殆どといっても過言ではないでしょう。

1449243方解石(カルサイト)
1597950霰石(アラゴナイト)
1601400苦灰石(ドロマイト)/ピンクドロマイト

勿論、炭酸塩鉱物の種類で考えれば、他にも多くの炭酸塩鉱物があります。炭酸マンガンのロードクロサイト 、炭酸鉄は菱鉄鉱、銅鉱物の藍銅鉱(アズライト)や孔雀石(マラカイト)もそうです。

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鉱物の種類~硼酸塩鉱物~ [鉱物の種類について]

鉱物として種類が少ないので、同じ2周期の硼酸塩鉱物、硝酸鉱物は、炭酸塩鉱物と一緒に語られる事が多いです。第2周期の3,4,5族で性質も近いためです。

硼酸塩鉱物で、最も認知度が高いのは、ウレックス石でしょう。別名、テレビ石。細長い結晶並行に並んだ繊維状の結晶なのですが、繊維方向と垂直面でカットして磨いた物が「テレビ石」として売られています。鉱物に興味の無い方も、一度は目にしたことがあるのではないでしょうか?

ウレックス石の繊維が天然のグラスファイバーとして働くので、テレビ石の下の文字が上面に浮かび上がって見えるんです。グラスファイバーの説明として良く利用され、学校で目にした人も多いのではないでしょうか?
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一方、未加工の結晶はあまり見かけない気がします。
タグ:硼酸塩鉱物

鉱物の種類~硝酸塩鉱物~ [鉱物の種類について]

前回もお話しましたが、第2周期の3,4,5族で性質も近いので、硼酸塩鉱物、硝酸鉱物は、炭酸塩鉱物と一緒に分類される事が多いです。まあ最大の理由はその種類が少ないって事だと思うんですけどね。

実際、私も硝酸塩鉱物といって思いつくものは、硝石の類だけです。
さて、何故硝酸塩鉱物は、かくも少ないのでしょう?それは窒素の性質に因っているようです。

まず、窒素は酸素と異なり、反応性が低いので容易に窒化物や硝酸塩として固体になりません。また硝酸塩類は、水溶性なので、雨水で容易に溶けます。その上、生命活動による窒素サイクルに取り込まれているので、溶けた硝酸塩は、嫌気性細菌などが窒素などに分解して空気中に拡散していきます。かくして、窒素の多くは大気中に気体として含まれ、地殻中には殆ど存在しないくせに、その僅かな窒素は微生物による窒素サイクルで循環するという訳です。

ね、鉱物として成長するには不向きな気がしませんか?事実、地殻中に含まれる比率を表すクラーク数を見ると、窒素はトップ25にも入っていません。大気の7割が窒素だというのにです。そんな訳で、硝酸塩鉱物は殆ど存在しないんですね。

鉱物の種類~ハロゲン化物鉱物~ [鉱物の種類について]

ハロゲン元素と呼ばれる塩素、臭素、フッ素、ヨウ素と金属が結合したものがハロゲン化鉱物です。

私の大好きな蛍石もフッ化カルシウムを主成分とするハロゲン化鉱物です。他に岩塩も塩化ナトリウムですからハロゲン化鉱物になります。一般的には透明で,ガラス光沢がある物が多いです。 とはいえ、やはりハロゲン化物鉱物と言えば、蛍石(フローライト)でしょう。

蛍石は、本当に結晶の色、形が多彩です。私のコレクションでは大勢力なので、「蛍石」として特に分類しています。その多彩な結晶の姿を楽しんで頂ければと思います。以下にも、幾つか載せておきます。


1457922<イエロー蛍石>
2677563<ブルー蛍石>
2126448<グリーン蛍石(イギリス産)>
2893366<パープル蛍石>
1475438<グリーン蛍石(中国産)>
2229892<透明蛍石>

鉱物の種類~硫酸塩鉱物~ [鉱物の種類について]

マイコレクション<硫化鉱物>

硫酸基(SO4)と金属が結合してできたものが、硫酸塩鉱物です。代表的なものは、石膏など。透石膏(セレナイト)や石膏(ジプサム)がこれにあたります。
モース硬度が高くない物が多いです。硫化鉱物同様に、大気中の水蒸気を吸収して溶けたり変質する物が多く、保管には気をつけたい種類です。

比較的手に入り易い鉱物だと思います。生成としては、金属鉱床の熱変性によるものや、硫化鉱物の酸化によりできる二次鉱物として良く産出するようです。

1475404透石膏(セレナイト)
1677418石膏(ジプサム)
1691992重晶石(バライト) 
1497982天青石(セレスタイン)
タグ:硫酸塩鉱物

鉱物の種類~クロム酸塩鉱物,タングステン酸塩鉱物、モリブデン酸塩鉱物~ [鉱物の種類について]

6族のクロム(Cr),モリブデン(Mo),タングステン(W)と酸素が結合して出来る陰イオン(MO4 2―)と金属が結合してできたものが、これです。硫酸塩鉱物とも性質が似ているので、同列にする事もあります。

重金属の塩なので、普通の鉱物よりずっしり重かったり、とても鮮やかな結晶だったり、はたまた蛍光したりと特徴豊か。私が好きな種類の鉱物でもあります。

1472511灰重石(シェーライト)・・・タングステン酸塩鉱物

1625186モリブデン鉛鉱(ウルフェナイト)・・・モリブデン酸塩鉱物
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